2009年7月17日
食べたら、早く、席立ってえな。
新宿で、うどん屋に入る。
ひとりさびしい昼飯になった。
隣のテーブルの話し声が聞こえてきた。
「うちの社長も、歳だもんね。」
ギクッ。
「クライアントって、社長のつながりでしょ。
社長がいなくなったら、どうするのかね。」
30歳近い先輩女性社員が、後輩の女性社員に話しかけている。
「まあ、営業はいるけどさ、
社長が見つけて、営業につないでいるだけだもの。
ホント、心配。」
後輩社員は、無言のまま。相槌も聞こえない。
頷くぐらいは、しているのかな。
おっちゃんは、うどんをすすりながら、無言で会話に加わった。
「うちは、ちゃいまっせ。
わたしなんか、お客さん一軒ももってまへんねん」
「この前も、
すぐ近くで仕事しているスタッフから、
里見さんは、いつも何されてるんですか、と真面目に聞かれたぐらいや」
「いや、これ、自慢話にはならんけど。」
「たよりになる後継者もいないしね。」
昼間から、会社のこと真剣に心配してんねんな。
ホンマ、えらい。
でも、あんたら、ランチ時で、
お客さん、並んで待ってはるやないか。
食べ終わったら、長話せんと、
早よ、席を立ってあげたら、どうでっか。




