2009年8月18日
なんで返事、せえへんねん。
朝の電車で、本を片手に吊皮をもつと、
「席を替わりましょ。どうぞ」と、
いきなり、声をかけられた。
おどろいて、顔を見ると、
おっちゃんと変わらないと思えるほどの年格好のご婦人。
「いえ、いえ」と答えたけれど、
ご婦人は、スタスタとドア際まで歩いて、席を離れてしまった。
ポツンと空席が残された。
「おっちゃんは、そんな年ちゃうで。」と心で叫んだけれど、
間違いなく、この席は好意の空席だ。
誰か、が奪うように座ってくれれば円満に解決するが、
今日に限って、かっさらってくれる雰囲気がない。
おっちゃんは、「仕方なく、ありがたく」座ることにした。
なんか、胸にもたれる朝になった。
スタッフと出た昼飯のとき、
さて、どこへ行こうか、と3人並んで歩きだした。
おっちゃんは、右側を歩く二人のスタッフに話しかけた。
「やっぱり、うどん屋かな。」
「おっちゃんとこ(会社だけで通じる、ある店の符牒)は、月曜日は休みやしな。」と、
おっちゃんは話しかけた。
返事がないけど、「うなぎが、ええかな」と続けた。
あれ?と思って、横を向くと、知らない人が並んで歩いていた。
スタッフは?と言うと、
後ろの方で、立ち止まってケータイで話をしている。
いつのまに、知らない人とすり替わったのか。
話しかけても、声が返ってこない、なんか空気が違う、と思ったけれど、
知らない人やったんや。
それにしても、
この人も、自分が話しかけられている、と思わなかったのか。
思っても、少し距離を開けようとはしなかったのか。
なんで、寄り添うぐらいの距離で歩いてるねん。
その人に聞いてみたかったけれど、
その人は、おっちゃんのびっくりした顔を見て、
やっと、離れて歩きだした。




