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おっちゃんの「日々こもごも」

2009年10月16日

恥じらうモナリザ。

筆者:おっちゃん ヨウジヤマモトが、負債60億円で会社更生法を申請した。
一時は、120億を超えた年商が、70億台にまで落ちていたらしい。
巷では、ユニクロがジルサンダー・デザインの
「+J」を発売したと話題を呼んでいるのに。
時代を象徴するようですね。

わたしは、この春、京都にゼルビアの初戦観戦に出かけたとき、
連れといっしょに京都・大丸を覗いた。
別に買い物をしたかったわけではない。
ほんとに、たまたま、時間があって、
むかし、20代のころ、京都大丸の宣伝部に勤めたいたので、なつかしくなっただけ。

でも、当時の仲間は、みな定年になっていて、訪ねる人もいない。
売り場をのぞいてみようと思って、エスカレーターにのった。
連れは、息子と息子の女友達。
若いから、「時間つぶしに服でも、見るか。」と言ったけれど、
二人とも、いい、という。

ちょうど、紳士服コーナーだった。
わたしは、週刊誌AERAの表紙を飾っていた
大阪大学学長にして臨床哲学者の鷲田清一さんを思い出した。
その表紙のコメントによると、
鷲田さんは、服装を「ヨウジヤマモト」で通しているらしい。

わたしは、のぞいてみる気になった。
そして、ふたりに言った。
「ジョージヤマモトでも見よかいな。」

ふたりとも、目の前を見慣れぬものが飛びすぎたような顔をした。
そして、すぐ、その正体を察した。
感情の行き場を探した。
それは、「恥じらうモナリザ」に見えた。

わたしも、すぐ、間違いに気付いた。
「いやあ、ヨウジヤマモトやった。」
仕方がない、気前よく笑った。

同じ、ヤマモトでも、間違えるなら、「山本寛斎」もあった。
よりによって、演歌の「山本譲ニ」とは。
これは、間違いというより、
「真実」を言ったおかしさだと、思うと、
今度は、本当におかしくて笑いが止まらなくなった。

オヤジが生きてたら、云われたやろな。
「お里が知れまんな。」