2010年1月08日
たかり上手、逃げ上手。
会長と、いつもの昼飯に出かけるとき、スタッフを誘ってみた。
先約があって、断られた。
これは、ほんとうに先約があったのだが、
飯屋に行く道すがら、
最近の若者は、飯なんか、たかりませんね、との話になった。
「昔、優しい先輩に甘え、嫌な先輩から上手に逃げたもんでしたね。」とわたし。
会長は、もうすぐ古希。
「初めて勤めた会社では、甘えなくても、
上司や先輩は部下をご馳走する伝統があった。」と会長。
「給料前は、人のよさそうな先輩を捕まえて、
昼飯をたかったもんですが。」とわたし。
「いやあ、東京の人間は、たかるなんてことできなかったね。」
「大阪の習わしかなあ。」
「キミの性格かもしれないけど。」と、笑いになった。
「たかる」という表現は良くないが、
「ねだる」「甘える」は大事な社会人の素養だと思う。
甘えるとは、自分を晒すこと、
断られたら、恥をかき、傷つくこと。
立ち直ることを覚え、戦術の大切さがわかる。
「甘えベタ」は、おじいちゃん、おばあちゃんと
いっしょに暮らさなくなったことに関係するのかもしれない、と、ふと思った。
両親にねだったら、聞き遂げてくれないだけでなく、叱られることもある。
おじいちゃんなら、まず、怒られることはない。
駄目で、もともとでチャレンジできる。
落胆はしても、傷つく心配はない。
まあ、今の子は、甘えなくても、親が先回りしてやってくれるのだろうが。
その分、社会人の助走がないのか。
いきなり、本番なんか、と、
60歳過ぎのおっさんの思いこみは、ドンドン暴走した。




