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おっちゃんの「感想・鑑賞録」

2008年10月17日

「夢からはじまる-車椅子のサッカーコーチ」羽中田昌

筆者:おっちゃん夢を捨てない才能。

羽中田さんは、サッカーファンでは知らない人はいない。

サッカー選手として注目されながら、
19歳の時、バイク事故で下半身不随になった。
つらい過去を持つ「車椅子のサッカーコーチ」


東京の池袋で、進学のために予備校に通っていた羽中田青年は、
クラス会に出席するために帰郷した韮崎で、バイク事故にあう。
二度と足は動かせない体になった。
当然、サッカー選手として生きることも、夢幻と消えた。

進学も断念し、山梨県庁に勤める。
しかし、「夢断ちがたい」
職を辞し、新妻を伴って、バルセロナに渡り、
名門バルサ(FCバルセロナ)でコーチ修業を志す。

車いすでは、コーチは難しい。
走って、蹴って、実技ができない。
正式入学は許されず、聴講生としてスタートする。

5年間の勉強を終え、
紆余曲折の末、
Jリーグ・コーチ資格のS級ライセンスを取り、
いまは、「カマタマーレ讃岐」の監督として活躍する。

バルセロナで正規入学がかなわず、落ち込む羽中田さんに
妻は、
「諦めなきゃ、目標は逃げないよ」と励まし、
暁星高校サッカー部のコーチに採用してくれた林監督は、
負け試合の後で、
「ここで、悔しがるだけ悔しがれ。
思う存分、泣きたいだけ泣けばいい。
ロッカールームのドアを開けて外に出たら、
そこから先は、また新しい目標がはじまるんだ」と元気をくれる。

年齢をとるたびに、
「勇気」「努力」が、つくづく才能と思えてきまんな。